仙台平からMerry Christmas!
前日はかなり冷えましたが、朝目が覚めると快晴。
まずは、いつものJPAに。うっすらと雪が積もっていました。しかし良く晴れて、澄んだ青い空がきれいです。
丸太にも、うっすら雪が降り積もり、冬らしい景色です。
阿武隈高地は、太平洋側で、それほど積雪量は多くないのです。今年は例年よりもさらに雪が少ないようですが、1月や2月の方が雪は多いので、12月はまだこんなものかもしれません。
そう、今日はクリスマス。
今ではあまりイベントごとをしないたぬたんさんですが、クリスマスにまつわるこんな話をし始めました。
古い家だったせいか、クリスマスというものをたぬたぬさんの実家では特に無かったそう。
ところが、幼稚園に入り、お友達の家に飾ってあったクリスマスツリーに一目ぼれ。そこで、父であるMr.Jに「クリスマスやりたい」と言うと、「じゃあ、今度の日曜日にもみの木を伐りにとうのすの山へ行こう!」となったとか。ちゃっかり者のたぬたぬさんは、どうやら、お友達から古くなったからといって捨てる予定だった飾りを分けてもらってきたらしい。
こうなったら父ちゃん、そりゃーツリーを用意してあげないとね。娘のために。
そこで、週末に、二人で山に来て、これがいいかな、あれがいいかなととうのすの山に自生しているもみの木を見て回り、大きいもみの木と、幼いたぬたぬさんが持てるくらいの小さなもみの木を2本選んで帰ったとか。
また、はじめてクリスマスをやりたいという娘の気持ちを汲んで、たぬたぬさんのお母さんは、奮発して地元では有名なお菓子屋さんの生クリームのクリスマスケーキを注文してくれました。(当時はバタークリームのケーキが主流で、生クリームはちょっと贅沢だったんですよね)
しかし、その年は大雪で、クリスマスは停電になる始末。頼んでいたクリスマスケーキは、24日は届かないことが判明。しかし、ラッキーなことにスーパーで働いていた親戚の叔母さんが、気を利かせて、ヤマザキの生クリームのケーキを持ってきたくれたらしい。
無事、ツリーとケーキが揃い、ろうそくの明かりの中で、ささやかなクリスマスパーティが行われたようです。
ちなみに、もともとたぬたぬさんは、クリスマスを知らなかったのでサンタクロースの存在も知らず、
とにかく外国のオシャレなイベントと理解した5才の少女は、数百円の自分のお小遣いで、家族みんなに
お菓子をプレゼントしたらしい。
それが、たぬたぬさんにとって、「とうのすの山」の最も古い、そして楽しい思い出のようです。
これはこれで絵本のようなお話ですね・・・。
さて、そんな思い出話を聞きながら、今日はかなり天気が良いので、眺望が抜群の仙台平に車を走らせました。
カルスト台地とは、、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地で、地下には鍾乳洞が良くできるとか。仙台平の麓には、阿武隈洞や入水鍾乳洞があるのも、カルスト地形だからなんですね。
ちなみに、山口県の秋吉台が日本では最も大きなカルスト台地らしいです。
この仙台平は、ハングライダーやパラグライダーの飛行場があり、天気の良い日に仙台平から飛行するハングライダーを見ることがあるらしいです。
ここがその飛行場です。
そして、どーんと大滝根山がすぐ近くに見えます。
これだけ空気が澄んで、晴れていると、約30㎞離れた郡山市あたりまで見えているのではないかと思います。向こう側に見えるのは吾妻連峰ではないかと・・・。
とにかく空がきれいでした。しかし、寒い。霜柱もできていました。
山のてっぺんに近いので、とにかく風があります。寒いです。外にいるのは10分が限界。
本当は、ここでお湯を沸かしてコーヒー位飲みたい所ですが、それは厳しいので、麓のコンビニで買ったコーヒーでソトメシ気分を味わいます。
仙台平は天気がよければ、本当に絶景ポイントなので、是非、お近くに来られたら登ってみてください。山頂まで車で行けます。(寒かったら麓に大浴場がありますので→ふるさと館、針湯荘で温まれます。)
それでは、みなさん、Merry Christmas!
良い年末をお過ごしください。